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  • 5月3日
  • 読了時間: 4分

光 ー すべてを栄養に

植物を育てていると、

素直な生き方を教えられます。


晴れていれば太陽の光を吸収し、

雨が降れば水を吸収する。

そこにはネガティヴもポジティブもなく

ただただ吸収するということです。


僕たちも、そのとき与えられるものを

ただ静かに受け取りながら

生きていきたいものです。


風に吹かれて揺れている姿を見ていると、

どこか楽しそうにも見えるし、

何か話しかけているようにも見えます。


雨の日も同じです。


雨に打たれているというより、

僕には雨を喜んでいる様に

時には踊っている様にも見えます。


雨は嫌いでしたが、植物が喜んでいると

理解できれば雨もありだと思えます。


だからこそ僕たちも、

どんなときでも与えられたことを受け入れて、

成長することに一途でいよう。


そんな気持ちが湧いてきます。



根 ー 見えない力


植物は、周りの植物と比べたりしません。


上に伸びられないときは、

下へ根を伸ばします。


美しく立派な花ほど、

その根はとても逞しいものです。


そしてその肝心な根は土の下にあり、

掘り起こさなければ目で見ることができません。


面白いくらい、(姿=花、根=心)

人間と同じですよね。


ただその場所に根を張り、

枝を伸ばし、蔦を伸ばし、

思うままに広がっていきます。


ときには隣の植物と絡み合うこともあります。


それでも気にする様子はありません。


欲も、焦りも感じさせない。


ただ自分らしく、

僕たちもわがまま(我がのまま)でいいんだ。


そんな気持ちにさせてもらえます。




咲 ー 自分らしく

長い冬を乗り越えた植物だけが、

春になると蕾をふくらませます。


その蕾は丸くてやわらかく、

どこか愛嬌を感じさせられます。


まるで小さな女の子のようです。


そして誰も見ていない時、

誰にも気づかれない

朝方にそっと咲きます。


いいですよね。

植物の性格のように感じて愛おしいです。


そして花が開くと、

その存在だけで周りの空気を変えてくれます。


街も、空間も、明るく華やかに。


まるで美しい女性がそこに

立っているかのようです。


花はただ美しく咲いているだけではありません。


植物は自分で動くことができません。

だから花は香りを放ち、

「ここにいるよ」と

動物や昆虫たちに知らせます。


その香りに導かれて

昆虫や鳥たちがやってきて、

花粉や種を運び、

新しい命を広げていきます。


花は香りで世界とコミュニケーションをとり、

世界とつながっているのです。


人もまた、困難を乗り越えたものに

特別な可能やチャンス与えられ

何かを生み出す役目と、

それを世界に広げる役目。

それぞれの役目で成り立っているように

感じています。



散 ー 美学


花は、枯れるとき

自ら花びらを落とし

静かに役目を終えていきます。


誰かに片づけてもらうわけでもなく、

誰かに見てもらうわけでもなく、

自分だけで完結させる。

そして、土に帰り栄養となり

他の植物たちの栄養となります。


生命の循環がここにあります。


とても潔い生き方です。


造花は枯れることなく  

一生きれいなままです。


でも不思議と、

人の心を強く動かされることはありません。


花が人を魅了するのは、

咲いていられる時間が限られているから。


だからこそ

その一瞬が愛おしく、

その一瞬が美しい。


花はそんなことを静かに教えてくれています。


植物を育てていると、

鉢の植え替えをするタイミングがあります。


植物に対して鉢が小さくなってくると、

それは植え替えの合図です。


だからといって、

いきなり大きすぎる鉢に変えると、

植物はうまく育たず、

枯れてしまうこともあります。


植え替えるときは、

前の鉢より一回りだけ大きい鉢。


それくらいが、植物にとって

一番成長しやすい環境なのだそうです。


この話は、人にもハマります。


人を育てる立場の人は、

その人にとって


少しだけ大きな役目

少しだけ大きな責任


それを差し出すことで、

人は無理なく成長していく。


大きすぎても潰れてしまうし、

小さすぎても成長は止まってしまうのです。


そして日当たりの良い場に置き

雨が降らない日には水を与え

枯れた葉や花をつむぎ

毎日気にかけてあげる。


花からは美しさの奥にある

潔さや、強さ、純粋さ知的さを

感じさせられます。

 
 
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